【新井さん お疲れさま】恩師・山本浩二氏「技術的には不器用で時間もかかった」

[ 2018年9月6日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―11阪神 ( 2018年9月5日    マツダ )

今季限りでの引退を表明した新井(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 【新井さん お疲れさまでした】

 ▼広島・松田元オーナー 新井選手は心で考える人です。心で考えた決意なので引き留めることができませんでした。私たちのチームが、兄弟のような絆を持つチームになったのは、新井選手のおかげ。優勝し、日本一になって彼を送り出せることを願っています。

 ▼山本浩二氏 私が監督の時に4番に据えた。目の前で泣かれたことも覚えている。技術的には不器用で時間もかかった。広島の練習の厳しさは今思うと、想像を絶していたが、涙を流しても、心が折れることがなかった。ガッツがあった。そして彼は、周囲に感謝できる選手。自分を育ててもらった方々に感謝し、チームメートに感謝してプレーできる。本当にお疲れさまと言いたい。

 ▼野村謙二郎氏(駒大、広島の先輩。スポニチ本紙評論家)若い頃から見てきた。たくさん練習をさせられて怒られてバカにされても心は折れなかった。本当に努力をした。技術を練習で補ったという点では日本一じゃないか。

 ▼広島緒方監督(15年の)就任と同時に黒田、新井という2人の選手が帰ってきて、戦いがスタートした。(引退を聞いて)驚きというより寂しさが先に来た。

 ▼広島・苑田スカウト統括部長 最初は「技術は三流、体力は超一流」の触れ込み。でもよく食べた。たっぷり練習した後、焼き肉10人前、ギョーザ10人前くらい食べて、また素振り。食べない人間は成功しない。

 ▼広島・石原 全力プレー、全力疾走と言葉でも存在で背中を引っ張ってくれた存在。

 ▼広島・大瀬良 去年の12月に話し合いをして、テンポも悪くて守りにくいと言われた。それがあったから今の成績(15勝)が残せている。

 ▼黒田博樹氏 何度か一緒に食事をする中で、こういう決断をするのではと思っていたところもありました。ただ、言葉で聞いた時はショックでした。

 ▼ドジャース・前田(元広島)続けるものだと思っていた。初めてフリー打撃の打撃投手をした時に栗原さん(現楽天打撃コーチ)と新井さんに投げて、ボコボコに打たれた。プロって凄いなと感じたのはその時。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月6日のニュース