移籍は大きなチャンス、オリ→DeNAの伊藤光「意気に感じている」

[ 2018年8月3日 10:00 ]

今シーズン途中、オリックスからDeNAに移籍した伊藤光(左)
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 8月に入り、プロ野球のペナントレースはここから佳境に突入する。今季の補強期限が7月31日に終了。DeNAは、トレードでオリックスから捕手の伊藤光、中継ぎ投手の赤間謙を獲得。ダイヤモンドバックス傘下の2Aジャクソンを自由契約になった左腕・中後悠平がテスト入団し、育成選手だった右腕・田村丈と支配下契約を結び、上位浮上に向けた戦力を整えた。

 DeNAとオリックスのトレードは多くの野球ファンを驚かせたが、ロッテ・藤岡貴裕と日本ハム・岡大海のトレードも大きなインパクトを与えた。同学年の藤岡と中後は、11年ドラフトでロッテから1位と2位で指名された同期入団だ。中後がDeNAの入団テストに合格した際、藤岡から祝福の電話が入ったという。「おめでとう。お互い頑張ろうな」。中後がロッテを戦力外になって以降も連絡を取り続けていた2人は、ともに健闘を誓い合った。それから約1カ月後の7月26日、藤岡のトレードが発表された。遠征先の名古屋で一報を知った中後は「ビックリしました。頑張ってほしいですね」と驚きを隠せない様子だった。

 所属球団で活躍のきっかけをつかめない選手にとって、移籍は大きなチャンスだ。藤岡、中後と同じ1989年生まれの伊藤光は言った。「意気に感じている。ルーキーのように一生懸命頑張りたい」。チームは変わったとしても、ファンも新天地で輝く姿を望んでいる。(記者コラム・重光 晋太郎)

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2018年8月3日のニュース