阪神、歳内の支配下再登録を検討 右肩順調に回復、ブルペン強化へ

[ 2018年7月30日 07:20 ]

阪神の歳内
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 阪神が、昨オフから育成契約に切り替えた歳内宏明投手(25)の支配下選手への再登録を検討していることが29日、分かった。シーズン終盤の過密日程も見据え、ブルペン強化を図る方針だ。

 歳内は聖光学院(福島)から11年のドラフト2位で阪神に入団。高卒1年目に先発として1軍デビューを果たし、3年目の14年には中継ぎとしてプロ初勝利を挙げた。翌15年には中継ぎとして自己最多の29試合に登板し、1勝1敗2ホールド、防御率2・62と、チームのAクラス入りに貢献した。だが昨季、右肩に違和感を覚え、その治療とリハビリに専念するため、昨オフから育成選手契約に切り替わっていた。

 懸命に右肩のリハビリに取り組み、今季はシーズン途中からウエスタン・リーグで実戦復帰。ここまで17試合登板、0勝0敗、防御率4・41の成績を残している。球速も上がってきており、右肩は順調に回復。そこで球団は過去の実績、今後の伸びしろを総合的に判断した上で、支配下復帰を検討するに至ったもようだ。

 通算成績は57試合、2勝4敗4ホールド、防御率4・15。まだ25歳と若く、力もある。直近のトレードで同世代の中継ぎ右腕・松田を放出した球団は7年目右腕の巻き返しに、大きな期待を寄せる。

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2018年7月30日のニュース