阪神ナバーロ圧巻“10割締め” 2軍戦で3の3「アジャストできた」

[ 2018年7月11日 05:30 ]

5回1死、中前打を放つナバーロ(撮影・成瀬 徹)
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 ナバーロが圧巻の「10割締め」だ。ウエスタン・中日戦に「3番・左翼」で先発して3打数3安打1打点。シェアな打撃で、後半戦へ弾みを付けた。

 「日本に来てからだけじゃなく、アメリカ、ドミニカでやってきたことを思い出しながら、しっかり投手に対応できるように打席に立ちました」

 初回2死、相手先発・浜田から二塁強襲の内野安打を放つと、続く3回2死一、三塁の好機では2番手・山本の高め144キロ直球を捉えて中前適時打。さらに5回の第3打席、1死無走者から、同じく山本の低めに沈む変化球を、バットの先で中前に運んだ。

 来日当初はストライクゾーンに戸惑ったというが、徐々に適応。「打席を重ねていくうちに、アジャストできるようになっている」と好感触を結果につなげた。前日の同戦では本塁打を含む2安打2四球で4出塁。調整出場した2試合で5打数5安打の全7打席出塁と、文句なしの結果で前半戦を終えた。

 「スコアラーにもらったデータやビデオを、休日を利用して見ていきたい。やってきたアプローチを崩さずにやっていければ。自分の持ち味を出して、1軍で勝負できるようにやっていく」

 後半戦開幕までの残り5日間は、日本野球に適応するための研究時間に充てる。くしくもこの日、ロサリオが後半戦も2軍スタートすることが決定。ナバーロにかかる期待は必然的に大きくなり、首位・広島追走のカギも、この男が握る。(巻木 周平)

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2018年7月11日のニュース