広島 誠也弾でも勝てない…3年ぶり5連敗、今村大誤算

[ 2018年6月17日 05:30 ]

交流戦   広島2―6ソフトバンク ( 2018年6月16日    ヤフオクD )

<ソ・広>3回2死、左越えソロを放つ鈴木(撮影・岡田 丈靖)
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 広島は16日、ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に逆転負けし、2015年4月以来、3年ぶりの5連敗を喫した。リーグ連覇を果たした2年間では一度もなかった大型連敗。シーズン前半戦における一つの山場を迎えても、緒方監督は焦ることもなく、一丸を強調した。

 「連敗しているから、また明日全員でしっかりとした戦いをできるようにするだけ」

 敗戦の中にも光はあった。先発したジョンソンは6回3安打1失点。勝ち星こそ逃したが、連敗中は先発投手全員に黒星が付いていただけに総崩れに歯止めをかけた。

 「今日は非常に良かった。自分が目指しているゴロアウトもたくさん取れたし、球数も少なく、思うような投球ができたと思う」

 4番の一発もあった。3回2死、鈴木はバンデンハークから左中間のホームランテラス席へ8号ソロを突き刺した。

 「(三振した)1打席目の反応も悪くなかったので、そのままでもいけるかなと思い(予想通り)反応でいけた」

 ただ、負のスパイラルは簡単には解消できなかった。1点リードで登板した2番手の今村が4失点と大誤算。2―1の7回1死一、二塁から代打・長谷川勇に右前へ同点適時打を浴びてジョンソンの勝ちを消すと、続く中村晃に勝ち越し犠飛を許した。次打者・内川に2ランも被弾した。

 交流戦は6勝10敗と負け越しが決まり、最大12あった貯金も気がつけば6に半減。2位・阪神とのゲーム差も3・5に縮まったが、チーム内に悲壮感はない。今季初黒星を喫した今村も「ちょっとコントロールができなかった。また明日切り替えてできるか」と話せば、鈴木も「連敗が続いているので、明日切り替えていかないといけない」と目の前の一戦に勝つことだけに集中した。

 交流戦も残り2試合。やられたらやり返す――。リーグ3連覇へ、連勝締めでリーグ戦再開を迎えるだけだ。(河合 洋介)

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2018年6月17日のニュース