福留奮闘猛打ショー 全4出塁!「アキに勝ち星がついて良かった」

[ 2018年5月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―0ヤクルト ( 2018年5月24日    甲子園 )

<神・ヤ>6回1死一塁、福留は右中間を破る二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 阪神・福留の奮闘が際立った。チーム唯一の3安打固め打ちで3月30日の巨人との開幕戦以来の2度目の猛打賞。試合後、報道陣の前に姿を現した直後には大きく息を吸い込み、深く「ふぅー」と一息ついた。肩の荷を降ろした瞬間だ。百戦錬磨のベテランにとっても苦しい戦いだったことを物語る光景だった。

 「僕は何もやってないよ」

 何事もなかったかのように振り返っても堂々の活躍ぶりだ。初回2死からは初球を完璧に右前へはじき返した。4回無死でも3球目を中前打。6回1死一塁では再び初球を振り抜き、右中間を破る二塁打にした。ハフに対して迷いのない積極的な打撃で快音を連発。左腕に対しては今季48打数17安打で打率・354へ上がった。

 「ああやって投げてくれたら野手もリズムよくいける。とにかく今日はアキ(秋山)に勝ち星がついて良かった」

 勝利として実を結んだ結果には安堵(あんど)した様子だった。決勝点が生まれた8回2死二塁では勝負を避けられて申告敬遠で出塁。全4打席で出塁するなど最初から最後まで誰よりも気を吐いた。力投した秋山をバットで必死に援護。いまだ虎打線は本来の姿が影を潜める中でもチーム最年長だけは健在だ。(山本 浩之)

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2018年5月25日のニュース