松坂　ロッカーにイチローのバット含め１０本前後「もっと良くなる」

セ・リーグ   中日６―１阪神 （ 2018年5月20日    ナゴヤＤ ）

＜中・神＞５回２死一塁、左前打を放つ松坂（撮影・成瀬　徹）
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　打順の中に名を連ねている以上は妥協しない。中日・松坂は初勝利を挙げた直後の今月上旬に「打席でタイミングが取れない」と嘆いていた。登板間、試合中はモニターで相手投手の投球に合わせ、連日バットを振った。前夜に才木の投球データも入手。速球とスライダーを頭に入れていた。

　今季は道具メーカーと契約しておらず、各球団の選手からバットをもらってきた。「今の僕に合うバットは何か。操作性を含めて試して、これだと思えば作ってもらう」と打席ごとに使い分ける理由を明かす。今、松坂のロッカーにはマリナーズのイチローのバットを含め、１０本前後のバットが保管されている。野手から「野手みたいですね」とからかわれるが、本人は「まだまだ。もっと良くなる」と真顔で言い返している。（野球担当デスク・倉橋　憲史）