中日・松坂 負傷降板も軽症強調「長引くものではない」

[ 2018年5月14日 05:30 ]

セ・リーグ   中日5―9巨人 ( 2018年5月13日    東京D )

<巨・中>試合後、歩いて引き揚げる松坂
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 アクシデントが発生した。4月30日の前回登板で日本球界12年ぶりの白星を挙げ、今季4度目の先発だった中日の松坂が、右ふくらはぎの強い張りを訴えて3回途中、わずか41球で緊急降板した。松坂は「大丈夫です。長引くものではない」と軽症を強調。試合後は自力で階段も上った。病院で診察を受ける予定はないという。

 「試合前(のブルペン)から張っていた」と話す通り、最速は140キロどまり。初回はわずか3球で2点を失った。3回1死一塁。松坂は阿部を打席に迎え、右脚を伸ばす屈伸運動を始めた。右投手にとっての軸足。踏ん張りがきかず、四球で歩かせるとマウンドに駆け寄った朝倉投手コーチ、永田トレーナーとともに三塁ベンチ裏へと消えた。「チームにも笠原にも迷惑を掛ける形になってしまい申し訳ありません」。笠原も打たれ、中日移籍後初のビジター登板は2回1/3を4安打4失点で3敗目となった。

 今後は14日の練習の様子を見て決める。森監督は「肩、肘じゃない。大きい心配はしていない」とし、次回について「球数を投げていないんだし」と中6日で20日阪神戦(ナゴヤドーム)先発にも含みを持たせた。09年第2回WBCの大会直前の強化試合・巨人戦(東京ドーム)でも右足がつったが、6日後の韓国戦で先発勝利したこともある。大事に至らないことを祈るばかりだ。 (徳原 麗奈)

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