ラミレス監督“奥の手”第3捕手はソトだった 「マイナーで半年ほど…」

[ 2018年5月12日 19:56 ]

セ・リーグ   DeNA5―6ヤクルト ( 2018年5月12日    横浜 )

<D・ヤ>延長11回1死満塁、押し出しの四球で生還した走者をにらむラミレス監督
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 DeNAの緊急時の「第3捕手」は、新助っ人のソトだった。12日のヤクルト戦(横浜)。5―5の8回1死一塁で、ラミレス監督は捕手・高城に代えて代打・乙坂を送り込んだ。

 5月6日に戸柱が出場選手登録を抹消され、捕手は嶺井、高城の2人体制となった。通常、捕手が2人しかいない場合は、緊急時に備えて捕手に代打を送ることはできる限り避けるが、ラミレス監督は「勝負どころと思って、ああいった起用になった」と説明。勝ち越すために「勝負手」に出たが、この回は無得点に終わった。

 9回からマスクをかぶった嶺井に不測の事態が起きた場合、ベンチ入りメンバーの誰かを捕手として出場させなければいけなかった。開幕直後は、2年目・佐野がその役割だったが、打撃不振で4月30日に2軍に降格。試合後に指揮官は「ソトを緊急時の捕手として考えていた」と“奥の手”を明かした。

 本職は三塁手で、現在は右翼で出場を続けているソトは「(アメリカの)マイナーリーグで半年ほど経験がある。メジャーでも第3捕手として準備をしていたこともある」と意外な経歴を口にした。好調な打撃が注目されているが、実は「内野&外野&捕手」をこなせるマルチプレーヤーだった。

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