巨人二遊間焦りの拙守 ニゴロ併殺のはずがバックトス命取り

[ 2018年5月9日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0―9阪神 ( 2018年5月8日    東京D )

2回1死満塁、梅野の二塁ゴロでベースカバーに入った坂本勇が送球を後逸する
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 巨人に手痛い守備のミスが起きた。2回1死満塁。梅野のゴロを二塁手・吉川尚が捕球。併殺で攻守交代と思えたが、バックトスしたボールを二塁に入った坂本勇が捕れない。1死も取れず、先制の走者に生還された。

 「バックトスがいけなかった。余裕があったから、普通のトスで良かった。(普通のトスなら)相手に一度、ボールを見せることができた」

 記録は坂本勇の失策となったが、井端内野守備走塁コーチは吉川尚のプレーを指摘した。開幕から好守でチームを救ってきた二遊間の連係ミスで流れは相手に。投手・秋山にも適時打されるなど、3失点した。「見やすいトスはキャンプから練習してきた。慌てるプレーじゃなかったけど、慌ててしまった」と吉川尚。坂本勇は「完全に僕のミス。点が入ってなければ、流れは変わってたかもしれない」と責任を背負った。

 高橋監督は「それ(失策)もあるけど、そこに行き着くまでがね」と先発・山口俊の制球に改善を求めた。満塁の走者を3四死球で出塁させるなど、この日も5四死球。8四死球を重ねた前回登板と同じく苦しんだ。5回で自己ワーストタイの7失点KOを喫した。

 打線も最後まで沈黙し、今季初めて1人の投手に零封を許した。阪神戦の連勝は5でストップ。2連敗で貯金は消えた。 (川手 達矢)

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