慶大“秘策”アイドル「センター返し」で快勝!今季最多15安打

[ 2018年5月7日 17:46 ]

東京六大学野球春季リーグ戦   慶大7―1立大 ( 2018年5月7日    神宮 )

<慶大・立大>ベンチ裏に書かれた「センターに(打て)!!」の指示通り中越えソロを放った慶大・郡司は乃木坂46西野七瀬(右)、欅坂46長濱ねるの写真を手に笑顔を見せる
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 3回戦1試合が行われた。慶大が立大を7―1で下し、勝ち点を3に伸ばし単独首位に立った。今季最多の15安打をマーク。試合前にグループのセンターを務めるアイドルの写真を見てセンター返しを意識し、1回戦で敗れた田中誠也投手(3年=大阪桐蔭)を攻略した。

 センターを意識して気合を入れた。2―1の5回2死。4番・郡司裕也捕手(3年=仙台育英)は今季1号の中越えソロを放ち「強くセンター返しする意識で打った。気持ちよかった」と胸を張った。大久保秀昭監督も「長打がほしいところでよく打ってくれた」と主砲をたたえた。

 相手は今季リーグ最多の4勝を挙げている技巧派左腕の田中誠。5日の1回戦でも8回3安打零封されていた。変化球を引っかけないためのテーマは「センター返し」そこで、林卓史助監督はマネジャーに乃木坂46・白石麻衣らグループの「センター」を務めるアイドルの顔写真パネルをつくらせ、試合前のミーティングで選手に見せ「これが何か分かるか?」と問いかけた。選手は「センター返し」と爆笑。チームの雰囲気は一気に良くなった。

 ベンチ裏のホワイトボードにも元AKB48・前田敦子、HKT48の指原莉乃らの名前も書いて戦った。1点を追う4回1死満塁で逆転の中前2点適時打を放った瀬戸西純内野手(2年=慶応)は「センターを意識した。白石麻衣とか乃木坂が好きです」と笑顔。それぞれが好きな「センター」を思い浮かべ、AKBのシングル並の「ヒット」を飛ばした。

 ともに勝ち点2同士の立大を下して勝ち点3とし、単独首位。郡司は「ホッとしたというのが一番」と球場を後にした。

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