ラミレス監督 ソト2番的中!理想スモール捨て今季最多12点

[ 2018年5月7日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA12―8巨人 ( 2018年5月6日    横浜 )

<D・巨>3回無死、中越えソロ本塁打を放つソト
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 DeNAのラミレス監督が「スモールベースボール」の看板を下げて、今季最多18安打12得点で連敗を4で止めた。これまで2番だった大和を7番とし、1軍昇格させた新外国人・ソトを起用。これが当たった。

 初回、桑原が左前打で出塁しても、細かいサインはない。来日初打席で助っ人は「どんどん点が入るきっかけになってよかった」とスライダーを引っ張り、左越え適時二塁打。筒香の右前適時打、ロペスの2ランも呼び込んで一挙4点を先制した。

 3回もバックスクリーン直撃の1号ソロを放つと、打線は6連打で一気に5点を奪った。チームは引き分けを挟んで4連敗中だった。その間の5試合は計7得点。窮地の中で、指揮官はイースタン・リーグで打率・450、3本塁打のソトを起爆剤に指名した。

 開幕1軍も右ふくらはぎ痛で即2軍落ちしていたが、人生初の2番に「後ろに筒香とロペスがいるので、楽しみの方が大きかった」と2安打2打点の活躍で起用に応えた。

 指揮官にとっては大きな決断だった。「スモールベースボールではなく、攻撃的なオーダーにした」。春季キャンプから盗塁や犠打を駆使する野球を基本方針に掲げていたが、筒香も「2番にソトが入ったことで、全員が攻撃的に戦おうと思った」と振り返るなど、その意図はすぐにチーム全体に伝わった。

 「トライしたタイミングで結果が出たことは大きい。オプションが増えた」。攻撃的オーダーの継続について問われると、勝率5割に戻したラミレス監督は「メイビー」と笑っていた。 (重光 晋太郎)

 ◆ネフタリ・ソト 1989年2月28日生まれ、プエルトリコ出身の29歳。07年にドラフト3位(全体109番目)でレッズから指名され、13年にメジャー昇格。ホワイトソックス、ナショナルズを経て、昨年11月10日にDeNAと年俸3500万円で1年契約を結んだ。1メートル85、97キロ。右投げ右打ち。

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