開幕8連勝で決めた!京都学園大2季ぶり16度目V

[ 2018年5月6日 19:55 ]

京滋大学野球 春季リーグ第6節第2日   京都学園大9―2びわこ成蹊スポーツ大 ( 2018年5月6日    甲賀市民 )

 <京都学園大・びわこ成蹊スポーツ大>2季ぶり16度目の優勝を決めた京都学園大ナイン
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 2回戦2試合があり、京都学園大が連勝で勝ち点を4に伸ばし、最終節を待たず2季ぶり16度目の優勝を飾った。最終節で2連敗しても、勝ち点で並ぶ可能性のある花園大を勝率で上回るため。京都学園大は6月11日に開幕する全日本大学野球選手権(神宮ほか)に出場する。

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 投打がかみ合い、無傷の8連勝で頂点に立った。1―2の7回に山上の適時打で同点とし、捕逸で勝ち越し。なおも1死二、三塁から松本瑠の2点三塁打などで、この回6点を挙げた。投げては今季初先発の森から足立の継投で締めた。

 選手の自主性が成長につながった。昨秋の新チームになってから、坂根耕世監督が与えた練習メニューは最低限のものだけ。橋本昂主将を中心に、足りない部分を自分たちで考えて決める時期があった。春季キャンプに入る前は打撃練習に重点を置いたことで「打球が強くなって、よく飛ぶようになった」(橋本昂)。競争でレベルも上がり、指揮官は「ベンチ入り最後の25人目を選ぶのが難しかった」と振り返る。7回に三塁打を放った松本瑠は、5日の1回戦も途中出場からダメ押しの3ラン。「少ないチャンスの中で結果を残すしかないので。積極的に振っていった結果」と胸を張った。

 今秋ドラフト候補で146キロ右腕の川瀬は今季4戦4勝。32イニングで4四死球と制球力に格段の進化を見せる。前節は試合がなく、上体が突っ込まないようフォームの確認に充てた。「完璧を求めた1週間だった。昨日(5日)はかなりの手応えだった」。結果は1安打完封。最高の投球でチームの優勝に王手を懸けていた。

 昨春の大学選手権では8回2/3で2失点の好投も、チームは1―2で大商大に敗れた。「周りからは『よく投げた』と言われたけど、自分では内容に満足していない。進路に関わるので、どこまでアピールできるか」。全国の舞台で、今度こそ勝利を呼び込む快投を誓った。

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2018年5月6日のニュース