平安・松田50号V弾 OB衣笠さんに捧ぐフルスイング「100回大会で100勝を」

[ 2018年5月4日 17:32 ]

春季京都大会2次戦1回戦   龍谷大平安7―0南陽(8回コールド) ( 2018年5月4日    太陽が丘 )

高校通算50号を放った龍谷大平安のプロ注目スラッガー松田
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 龍谷大平安が8回コールドで2次戦の初戦を突破した。同校OBとして広島で活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が4月23日に死去。偉大なOBに勝利を届けた。

 龍谷大平安は2回、「4番・遊撃」で先発したプロ注目のスラッガー松田憲之朗内野手(3年)が初球のカーブを強振。左翼芝生席へ高校通算50号を放り込んだ。西武の捕手・銀仁朗のいとこにあたる主将は3回にも左翼線へ二塁打。阪神、巨人など5球団が視察する中、いずれも初球を仕留めた。

 松田は「(衣笠さんが)なくなられてびっくりしました。“100回大会で100勝を期待している”と監督から聞かせていただきました。その期待に応えたい。重圧をはねのけたい」と話した。衣笠氏の代名詞とも言えるフルスイングでチームを勝利へ導いた。

 原田英彦監督が衣笠氏と最後にあったのは昨年11月末。準備の大切さを教えてもらったという。「準備して実行し、反省し、研究し…。その繰り返しなんだよ」――。節目の100回大会を迎える今夏。春夏通算100勝を捧げたい。指揮官は「命をかける、それくらいの気持ちでやります」と表情を引き締めた。

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2018年5月4日のニュース