工藤ソフト深刻一発病 19試合でリーグ最多25被弾…3位転落

[ 2018年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―12西武 ( 2018年4月25日    ヤフオクドーム )

<ソ・西>3回2死満塁、山川(右)に右越え本塁打を打たれガックリのバンデンハーク
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 ソフトバンクは25日、西武に6―12で敗れ2連敗。3位に転落した。先発したリック・バンデンハーク投手(32)は5回1/3を投げ、ともに自己ワーストの6四球、10失点で今季の西武戦は2戦2敗となった。チームは昨年から続いていたヤフオクドームでの西武戦連勝が7で止まった。

 今季ワーストの12失点で大敗。2試合連続の2桁失点は8年ぶりの屈辱となった。工藤監督は「(西武)打線がいいのは分かっている。攻めて打たれるのはしようがない。四球ですよ。逃げてしまうとこういう結果になる」と、8四死球を与えた投手陣を嘆いた。

 先発のバンデンハークは3回に2つの四球から2死満塁とされると、山川に満塁弾を浴び、さらに外崎にも2ラン。6回にも2四球と2安打を許して降板した。6四球、10失点は自己ワーストとなり「四球を6個も出している。それが全て。相手が西武というのは関係ない。いい球を投げきれず、フラストレーションがたまる」と振り返った。

 一発病は深刻になってきた。19試合で被本塁打はリーグ最多の25本。四球絡みの一発は8本あり、歩かせた走者の生還を許している。25本の内訳はソロ12本に対し、走者を置いての一発が13本。ビッグイニングを招く要因になっている。指揮官は「インサイドに投げ切れていないのはあるかも。キャンプから課題としてやってきているんだけど」と指摘。この日の3発は、いずれも真ん中から外寄りの球を運ばれた。

 チームは2連敗で3位転落。昨年から続いていた本拠地での西武戦の連勝は7で止まった。「明日から切り替えて、みんなで戦う」と工藤監督。投手陣が本塁打を許していない4試合は、全て勝利。それだけに無駄な四球、走者を置いての一発を防ぐことが、西武追撃への課題となった。(川島 毅洋)

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2018年4月26日のニュース