経験者たちの気持ちが空回りする法大、勝ち点落としスタートダッシュならず

[ 2018年4月23日 17:11 ]

東京六大学野球春季リーグ戦第2週第3日   3回戦 法大1―2立大 ( 2018年4月23日    神宮 )

<立大・法大>力投する法大2番手の三浦
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 下級生のときから試合に出場して経験豊富な選手をそろえる法大が、立大に1勝もできず勝ち点を落とした。ここ5年優勝から遠ざかり、今年こその思いで臨んだ春季リーグ戦。スタートダッシュが重要と位置づけていたが、結果は打線に元気がなくこの日も左腕・田中誠也に抑えられた。

 青木久典監督は「選手は必死でやっているんですが。小林はじめ4年生が何とかしようという気持ちが強すぎて空回りしてるのか」と好機に1本出ない打線を振り返った。

 ルーキー三浦銀二が7回に手痛い1点を奪われた。3イニング目、しかもスクイズで失った1点だから三浦は責められない。しかし点差は1から2に広がり、その影響がモロに出たのが8回の攻撃だった。2本の安打で1死一、三塁の好機を築いた。1点差なら立大守備も前進でバックホームを考えただろうが、2点差となって併殺狙いとなった。相馬優人(3年)の遊撃へのライナーは前進守備なら抜けていた打球も笠井皓介(3年)がジャンプして好捕。続く福田光輝(同)の一塁線への打球も一塁走者のけん制のためベースについていた飯迫恵士がつかんで無得点に終わった。

 「たられば」を言ってらきりがないが、7回の1点が法大の“ツキ”すら手放す結果となった。

 「三浦は1年生ながらよく投げてくれました。経験者がブレーキになっているから、そのへんが機能しないと苦しい。まだ4カードありますから立て直します」

 青木監督は今週の慶大戦に向け、主力選手の奮起を促していた。

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2018年4月23日のニュース