中田 2年連続誕生日弾 後輩から慕われる大将にケーキ“ア〜ン”

[ 2018年4月23日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム11―2ソフトバンク ( 2018年4月22日    札幌D )

<日・ソ>誕生日ケーキをマスコットのポリーに食べさせてもらう中田。右はフレップ
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 スタンドには誕生日を祝うボードが並ぶ。初回、打席に入るとファンがハッピーバースデートゥユーを歌ってくれた。「翔タイム」開始のファンファーレ。29歳を迎えた日本ハム・中田が2安打5打点と気を吐いた。

 「ハッピーバースデーソングがうれしかった。大爆発できたのでよかった」

 初回に先制の中犠飛を打ち上げ、3回は中越えの適時二塁打。そして、2万5468人のファンのボルテージが最高潮に達したのは5回だ。1死一、二塁からソフトバンク・田中が投じた144キロの内角高め直球をマン振り。「完璧だった。前の試合(の対戦)できれいに(直球で)三振を取られていたので、真っすぐで勝負してくるだろうなと思った」。読みは的中。ファンにリーグ2位タイの6号3ランを届けた。

 「2年連続」の誕生日弾。ただ、意味合いは全く違う。昨年は右内転筋筋挫傷のため2軍調整中。イースタン・リーグのDeNA戦で放った一発だった。主将となった今季。「今までと変わらない」と強調しながらも、今カード初戦ではヘッドスライディングで本塁生還するなど、闘う姿勢を示す。「いろんなタイプの選手がいるので、引っ張るのが大変」と苦笑いするが、その姿勢は確実にチームにいい刺激を与えている。

 お立ち台では西川がサプライズでケーキを運び、即席の誕生会。中田は「(ケーキが)顔に来ると覚悟していた」が、西川から「アーン」されて無邪気な笑顔でケーキを頬張った。後輩から「大将」と慕われる愛すべき性格も中田の魅力だ。 (東尾 洋樹)

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