中日モヤ また打った打率.692 代役のはずが…森監督も驚く活躍

[ 2018年4月23日 05:44 ]

セ・リーグ   中日3―2広島 ( 2018年4月22日    ナゴヤD )

<中・広>2回無死、モヤは3試合連続安打となる中前打を放つ
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 進撃の巨人が止まらない。中日の新4番・モヤがデビューから3試合連続マルチとなる3安打。開幕3連戦で3連敗を喫した広島を相手に、3連戦3連勝で打ちのめした打線の主役となった。

 日本ハムのトンキン、巨人・廖任磊(リャオ・レンレイ)と並び、両リーグ最長身の2メートル1。勝利の使者となった男は「打つためのいろんな準備はするが、要は投手の球をしっかりと叩くことだ」と分厚い胸を張った。

 まずは2回だ。先頭で中前打を放ち、先制点の起点になると、2点リードの3回2死一塁で左前打。左翼手・バティスタの失策も絡み、貴重な追加点をもたらした。6回は痛烈な右前打。「3本打てて、点も入った。神様のおかげ」と穏やかな笑みを浮かべた。

 3試合で13打数9安打4打点で打率・692。ドミニカ共和国で視察し、獲得を決断した森監督も「期待はそこまでしてなかったんだけど…」と驚き「2軍で一生懸命やって、日本の野球が少し分かったと言っていた」と成長を認めた。

 米国の市民権取得手続きで離日中のビシエドの代役だが、予想以上の活躍にモヤ自身も「監督だけじゃなく、神様もビックリしていると思う」と笑った。

 それにしても助っ人勢の充実度がすさまじい。アルモンテが打率・360でリーグトップに立ち、この日の先発・ガルシアも7回4安打2失点で開幕3連勝。「モヤが来て、チームが180度変わった。このままいってほしいね」。金髪モヒカンの左腕も笑顔だ。巨人に持って行かれたゲレーロの穴を感じさせない助っ人たちが、浮上の推進力となる。

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2018年4月23日のニュース