【槙原寛己氏視点】DeNAドラ1東 坂本三振斬りでチャンジアップが軸に

[ 2018年4月20日 08:46 ]

セ・リーグ   DeNA5―0巨人 ( 2018年4月19日    横浜 )

<D・巨>6回2死一塁、ゲレーロを二飛に抑える東
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 DeNA・東にとって分岐点となる1球があった。3回2死で坂本勇を空振り三振。131キロのチェンジアップは、グッとブレーキがかかってバットの下をくぐり抜けた。使える。坂本勇を崩せたことで軸になる球種が決まりその後の3三振は全てチェンジアップで奪った。

 巨人打線には、東京ドームでの前回対戦とは別人に見えたのではないか。この日の横浜スタジアムは投手にとって向かい風で、その影響でチェンジアップの「抜け」が非常に良かった。変化が増し、鋭い腕の振りと合わせて巨人はチェンジアップが邪魔になり、直球には差し込まれた。

 先頭打者を一度も出塁させなかったのは、意図してボール球を投げられる制球力があればこそ。東はボールを投げてカウントを悪くすることを怖がらない。これは「勝てる投手」に不可欠な要素だ。2桁は勝てる。そう思わせる快投だった。(スポニチ本紙評論家)

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