金本監督 西岡外野手プラン明かす「準備はしておけとは言っている」

[ 2018年4月18日 08:10 ]

金本監督(左)と話す西岡
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 阪神の金本知憲監督(50)が17日、西岡剛内野手(33)を今後は外野手としても起用する考えがあることを明かした。セ・リーグ5球団との対戦一巡を終え、開幕から14試合を消化。貯金量産を狙う猛虎に新たな用兵プランが浮上した。

 「外野もうまいからね。準備はしておけとは言っているから」

 指揮官が構想の一端を口にした。今季は8試合に出場しているが、遊撃手と二塁手としての起用のみ。ただ、首脳陣は外野手としての守備力を評価しており、起用を本格検討することとなった。昨季は8試合に出場しており、3月17日の中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)では左翼手として途中出場。開幕後も外野での守備練習に取り組み、実戦への準備は進めている。

 「やっぱり(福留)孝介が休みのときに、剛の調子が良ければ外野もね。ドーム球場だったら風もないし。高山の調子が落ちたりしたら、ありかなと」

 指揮官によれば、現状での出場条件は3つのパターンが挙げられる。<1>福留を積極的休養させる場合<2>高山の打撃状態が低迷した場合<3>基本的にはドーム球場。ただ、甲子園など屋外球場での出場経験もあり、西岡の打撃次第では屋外球場での起用も十分にある。

 「選手は、どこであれ試合には出たいと思うしね。そのチャンスをね。西岡なんか嗅覚がすごいから」

 チーム屈指の野球センスを誇る“クセ者”ならではの構想だ。今季のスタメンは3試合に止まるが、外野での出場が実現すればオーダーの幅は確実に広がる。「絶対に必要な戦力」。虎の将も期待を寄せる背番号5が金本阪神に新風を吹き込む。 (山本 浩之)

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2018年4月18日のニュース