飯塚 無敵DeNA9連勝飾る 故郷・新潟で2年越し先発へ

[ 2018年4月17日 05:30 ]

キャッチボールで調整する飯塚
Photo By スポニチ

 DeNAの4年目右腕・飯塚悟史投手(21)が、生まれ故郷で今季初勝利を手にすることを誓った。17日、ハードオフエコスタジアム新潟で巨人戦に先発。今季は2試合に先発して未勝利も防御率1・64と好調を維持しており、チームを球団記録に王手をかける9連勝に導く。

 やっと念願がかなう。ハードオフ新潟で全体練習を終えた飯塚は、穏やかな口調で“2年分”の思いを語った。「1年前は雨で中止になって、今年はリベンジできればと思っていた。全力で投げて、今季1勝目はここで挙げたい」。1軍デビューした昨季、故郷で行われる7月4日阪神戦で先発する予定だった。ところが、無念の雨天中止。今季は初の開幕ローテーションの座をつかみ、再び凱旋登板の機会を手にした。

 上越市出身。日本文理時代の主戦場との相性は抜群だ。「良い思い出がたくさんある。抑えているイメージが強い」。3年夏にサヨナラ勝ちで甲子園出場を決めた試合が一番の思い出だ。高校3年間で同球場では13試合に登板して12勝1敗(勝率・923)。2年夏の新潟大会準々決勝から9連勝中で「新しい思い出をつくりたい」と意気込む。

 同球場は両翼100メートル、中堅122メートルと横浜スタジアムよりも広く「攻めの投球ができる」と言い切った。今日夜の天気予報は曇りで雨の心配はない。家族や恩師、友人、後援会が応援に駆けつける予定で「初めてプロとしてここで投げる。楽しみですし、良い姿を見せたい」。勝てば99年以来の球団記録10連勝に王手がかかる一戦で、声援を力に変える。 (重光 晋太郎)

続きを表示

2018年4月17日のニュース