大谷報じる日本メディアの多忙さに米紙も共感「もし毎日ウィンブルドンや全英OPがあったら…」

[ 2018年4月13日 17:12 ]

7回2死満塁、走者一掃の右中間三塁打を放ったエンゼルス・大谷(AP)
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 米国のシカゴ・トリビューン紙(電子版)が12日、エンゼルスで二刀流で活躍する大谷翔平(23)を取材する、日本のメディアの大変を伝えた。

 「毎日が大変すぎる。大谷翔平を追いかける日本メディアの裏側」と題された記事には、時差もあり夜遅くまで働かざるを得ない日本人記者たちの姿が明かされた。「今シーズンが始まってまだ2週間。大谷のストーリーが爆発するたび駆け巡るアドレナリン。そのアドレナリンこそが、彼らを動かす燃料になっている」と伝えた。

 さらに、ユニークな例えで「トム・ブレイディ(アメフト選手)やレブロン・ジェームズ(バスケットボール選手)が急に国外で試合するようになったら、全精力とお金を使い、追い続けるだろう。もっと近いのは、セリーナ・ウィリアムズやピーク時のタイガー・ウッズ…もし毎日ウィンブルドン選手権や全英オープンがあったなら」と日本メディアの忙しさに共感。

 大谷の所属するエンゼルスのティム・ミード副社長(58)も「私たちは歴史を見てるんだ」と話しており、その“歴史”を報じる日本のメディアも焦点となった。

 ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)も、日本で報じられる記事の内容について触れ、「私たちは人柄について報じる。でも彼らは本当に試合を伝えている。質問内容で一目瞭然だ。“この時どう思った?どう感じた?”ではなく、“なぜそう投げたのか?どういう調整をしたのか?”と」。また、「彼らは国で1番大きいことを扱っている。この人(大谷)は野球を変えるかもしれない。そして、これ以上の大きいストーリーはない」と話した。

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2018年4月13日のニュース