オリ増井 移籍後初の回またぎ 勝ちに等しいドロー呼び込んだ

[ 2018年4月12日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2―2楽天 ( 2018年4月11日    京セラD )

<オ・楽>2回を無失点に抑えた増井
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 意地の37球だった。オリックス・増井が移籍後初の回またぎとなる2回を投げ無失点。今季初の延長戦で、新守護神が勝ちに等しいドローを呼び込んだ。

 「追い付いたら“頼むぞ”ということだったので勝ちにつながればと。ピンチでしたが粘り強く投げられた」

 ハイライトは2イニング目の延長10回。2四球などで2死一、三塁を招くも、動じない。今江を宝刀フォークで空振り三振に斬った。回またぎは日本ハム在籍時の昨年8月25日以来。福良監督は「あそこはもう増井。総力戦だから」と強い信頼感を口にした。

 チームは5連敗中で借金6だが、土壇場で追い付く粘りは見せた。「細かいことを、きっちりやっていれば良い風が吹いてくれる」と指揮官。漂い始めた上昇気配をつかみ仕切り直す。 (湯澤 涼)

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