メジャーリーグ 完全試合はわずか23度 大谷の偉業達成はあるか?

[ 2018年4月10日 13:31 ]

エンゼルスの大谷翔平 (AP)
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 エンゼルスの大谷翔平(23)は8日のアスレチックス戦で6回まで一人も走者を出さないパーフェクト投球。7回に初安打を許したが、ファンに完全試合を期待させる見事な投球を披露した。

 長いメジャーリーグの歴史を振り返ってみても、完全試合はこれまでに23度しか記録されておらず、達成は至難の業。最後の達成者はマリナーズのフェリックス・ヘルナンデスで、2012年の8月15日にレイズ戦で偉業を成し遂げた。このシーズンは完全試合の当たり年で、4月21日にはホワイトソックスのフィリップ・ハンバーがマリナーズ戦で、6月13日にはジャイアンツのマット・ケーンもアストロズ戦で快挙を成し遂げている。

 達成者の中にはサイ・ヤング、サンディ・コーファクス、そしてランディ・ジョンソンといった殿堂入りの大投手もいれば、メジャー通算16勝に終わったハンバーのような投手もいる。また、メジャー最多7度の無安打無得点試合を記録したノーラン・ライアンは完全試合とは縁がなく、達成できないまま現役を終えている。

 メジャーリーグでの日本人投手による完全試合は過去に例がないが、レンジャーズ時代のダルビッシュが13年4月2日のアストロズ戦で9回2死までパーフェクト投球も、あと一人の場面で安打を許し、偉業を逃している。12年を最後に達成されていない完全試合だが、史上24度目の偉業は一体、誰が成し遂げるのだろうか。

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2018年4月10日のニュース