ソフトB千賀 猛省6失点KO「本当に悔しい。情けない」

[ 2018年4月7日 07:53 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―7楽天 ( 2018年4月6日    楽天生命パーク )

4回、6点目を失いKOされた千賀
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 まさかの完敗だ。開幕戦以来2度目の先発だったソフトバンク・千賀滉大投手(25)は4回途中6失点で降板。侍ジャパンでエースの座を争う楽天・則本昂大(27)との投げ合いで後れを取り、今季初黒星を喫した。打線も今季最少5安打と低調で今季初の3連敗、昨年4月以来の借金2となった。

 冷たい雨が身に染みる。開幕戦で7回1安打無失点の快投を見せた千賀とは思えない乱調だった。初回からペゲーロに先制2ランを浴び、3回も4安打を集中され、4回途中6失点で降板し「今日は良いピッチングをしたかったので、本当に悔しい気持ち。残念」とうなだれた。8三振を奪う切れがありながら慎重さを欠いた。「甘い球をキレイに打たれた。全球種、良いところに決まりきれてなかった」と反省する。

 工藤監督は「(千賀は)自分でうまくコントロールできていなかった。バッテリーは考えないといけない。去年(の甲斐)は無名だったけど、今年は研究されて配球を読まれる。裏をかいていかないと」と育成出身バッテリーに成長を求めた。千賀がマウンドで右肘を気にする場面があり、甲斐も異変に気づいた。指揮官は「痛いというわけではない」と今後については様子を見る方針だ。

 得意パターンに持ち込めない。昨季143試合のうち、82試合で先制し、73勝9敗と驚異的な数字を残した。先手を取りたい打線が今季はなかなか波に乗れない。柳田、内川、デスパイネの中軸にまだ本塁打が出ず、この日のチーム5安打は今季最少だ。

 3連敗となり、昨年4月17日以来の借金2となった。開幕6試合で先発投手に白星がないのは、南海時代の1988年(開幕7連敗)以来の屈辱となる。「打線があまり良いというわけではないので、先発投手が最少失点でいってくれないと」と指揮官。きょう7日先発の武田に流れを変える快投が期待される。

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2018年4月7日のニュース