神村学園で暴力事件、九州大会県予選準決勝前に辞退

[ 2018年4月3日 17:26 ]

 鹿児島県高野連は3日、神村学園高(鹿児島県いちき串木野市)が、硬式野球部での下級生への暴力事件を理由に、開催中の九州地区高校野球大会県予選を辞退したと発表した。4日の準決勝に進む予定だった。同高は甲子園に春5回、夏4回出場した強豪。

 同高によると、3月26日、野球部の寮で1年生1人が2年生数人から暴力を受けていると部長に知人から連絡があった。部員への聞き取りで事実を確認。集団による暴行ではなく、個人間で複数回行われていたという。

 同高は「生徒指導上の問題」などとして、暴行の詳しい状況は明らかにしていない。

 県高野連によると、準決勝で対戦予定だった、れいめい高(薩摩川内市)が不戦勝となり、5日の決勝に進んだ。

 神村学園高の神村裕之校長は「誠に遺憾であり、指導不足で責任を深く感じている。このような事件が決して起こらないよう指導の強化と再発防止に努める」とのコメントを出した。

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2018年4月3日のニュース