ハム中田“18年型打法”に自信「違った中田翔見せられる」

[ 2018年3月30日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム―西武 ( 2018年3月30日    札幌D )

練習中、笑顔を見せる中田(手前)と近藤
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 日本ハム・中田が18年型の打撃フォームで出陣する。テーマは「大きく構えられるフォーム」。打率・216、16本塁打、67打点で「情けなかった」という昨季からの巻き返しへ、キャンプ、オープン戦で新打法を試行錯誤した。「(従来と)大きな差。でも、自分のスイングはできてきた。また違った中田翔を見せられると思う」と開幕を待ちわびた。

 改善点は2点だ。昨季はバットを揺らしてタイミングを取っていたが、バットの動きを小さくして無駄な動きを省略。よりスムーズにボールに対してバットを出し、差し込まれないようにした。もう一つは昨季よりも大きく開けた右脇。一般的に「フライングエルボー」という形で、テークバックを大きく使えることが利点だ。オープン戦は打率・273、3本塁打で「ボールも飛ぶようになった感じはある」と話す。

 開幕戦で対戦する菊池とは通算で55打数17安打、打率・309、1本塁打と好相性。「2段モーションがOKになってのびのび投げているので厄介」と警戒しながら、「走者を還す打撃をしたい」と主砲としての自覚をのぞかせた。

 人生初の主将として迎える今季。開幕前日の夕食は尾頭付きのタイを食べた。「(主将を示す)Cマークをつけてもチームのためにやることは変わらない。最後まで集中力を切らすことなく、チームとして最高の結果で終わりたい」。大谷の不在は感じさせない。開幕戦から新たな姿で、白星を呼び込む一打を放つ。 (東尾 洋樹)

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2018年3月30日のニュース