オリ西“サブキャラ返上”へ闘志 開幕戦6連敗中「勢い付けたい」

[ 2018年3月30日 08:54 ]

パ・リーグ   オリックス―ソフトバンク ( 2018年3月30日    ヤフオクD )

キャッチボールする西
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 プロ10年目で初の開幕投手(対ソフトバンク、ヤフオク)を務めるオリックス・西が“サブキャラ返上”とチーム8年ぶりの開幕白星へ導く快投を誓った。翌日に迫った本番を見据え、緊張感を漂わせた。

 「去年の8月に骨折してから待ちに待った開幕なので。今までサブキャラみたいだったし、自分が自信を持ってチームに勢いを付けられるように、しっかり投げていきたい」

 チームは開幕戦で12年(11年は引き分け)から6連敗中。“ボスキャラ”の金子が完封した10年3月20日楽天戦以来の初陣を勝利で飾ることは開幕ダッシュへ必須。自身にとっても、屈辱にまみれた昨季の不振を振り払う意味でも重要な一戦となる。昨季は17試合で5勝6敗、防御率3・44。8月26日の日本ハム戦で打球が直撃し左手を骨折。連続2桁勝利も3年でストップした。「自分自身ワクワクしている」と闘志を燃やした。

 福良監督も、金子に続く主役級の台頭を期待している。「今年は西にチームを引っ張ってもらう」。打線については、売り出し中の宗、ドラフト8位・山足を1、2番に起用することを明言。「若い力を全面に出してほしい。(開幕を前に)楽しみですね、ワクワクしている」。くしくも西と同じ言葉を口にした指揮官。敵地で迎える「3・30」、躍動する準備は整った。 (湯澤 涼)

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2018年3月30日のニュース