【東尾修氏 パ順位予想】西武は4番・山川が鍵 台風の目はオリ

[ 2018年3月27日 10:05 ]

オリックス・田嶋
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 絶対王者の牙城を崩すのは――。30日のセ・パ両リーグの同時開幕を前に、スポニチ評論家陣が2日間にわたって両リーグのペナント争いの行方を占う。

 【順位予想】1位・ソフトバンク、2位・西武、3位・オリックス、4位・楽天、5位・日本ハム、6位・ロッテ

 ソフトバンクはオープン戦は借金5と苦しんだ。千賀ら先発陣にも不安を抱える。それでも地力と層の厚さがある上に、他の5チームは「これだ」という決め手に欠ける。

 西武は88、98、08年と10年おきに優勝。98年は私が指揮を執っていた。その「法則」に当てはまる今季も期待は大きいが、やはり投手力が弱点。打線がどれだけカバーできるか。4番・山川は、まだ粗さが残る。昨季もブレークしたのは夏場以降。過去4年間で、年間を通じて1軍でプレーした経験はない。フルシーズン、安定した活躍が求められる。

 オリックスは台風の目になる可能性を秘める。ドラフト1位・田嶋の評価が高く、2年目の山岡も安定感が増した。年々、着々と戦力が整っている印象で、今季はダークホースとして面白い存在だ。

 大谷が抜けた日本ハムは、清宮に注目が集まる。内角を厳しく攻められるシーンも増えるだろう。苦しむのもいいし、どう克服するかを見てみたい。

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