下関国際 甲子園初白星ならず…8回3失点の鶴田 立ち上がりの失点悔やむ

[ 2018年3月26日 19:13 ]

第90回選抜高校野球大会・2回戦   下関国際1―3創成館 ( 2018年3月26日    甲子園 )

<創成館・下関国際>下関国際先発の鶴田
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 初出場初勝利は、惜しくも逃した。下関国際(山口)は創成館(長崎)に1―3で敗戦。昨夏から2季連続出場も、甲子園初白星はならなかった。

 先発の鶴田は、1人で8回を投げきり7安打3失点(自責2)。126球の力投も打線の援護に恵まれなかった。鶴田が悔やんだのは初回の立ち上がり。先頭から連打を浴び、わずか6球で2点の先制を許した。「直球を置きにいって腕がふれていなかった。もったいなかったです」と唇をかんだ。

 野球漬けの日々を送ってきた。選手たちは教室にもバットを持ち込み、授業の合間の10分休憩に制服のまま素振りをした。「制服がびちょびちょ」になるほど、真剣にバットを振る。食事面でも、朝、昼、夜で3合ずつの補食を課した。さらに追加で寝る前に1合食べることも。炭酸飲料は禁止で、100%フルーツジュースか水、お茶のみ。体を大きく、強くするためだ。

 ストイックな取り組みでたどり着いた夢舞台。だからこそ、悔しさがこみ上げる。「必ず夏に戻って来て、次は勝てるように」と鶴田。次こそは白星をつかんでみせる。

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2018年3月26日のニュース