花巻東、9年ぶり春1勝!技巧派エース田中が投打に活躍

[ 2018年3月26日 16:04 ]

第90回選抜高校野球大会・2回戦   花巻東5―3東邦 ( 2018年3月26日    甲子園 )

<花巻東・東邦>力投する花巻東先発・田中
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 第90回選抜高校野球大会の第4日は26日、甲子園球場で2回戦の計3試合が行われ、第3試合は6年ぶり3回目の出場となった花巻東(岩手)が東邦(愛知)を5―3で下した。09年以来9年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。

 花巻東は初回、先頭の菅野が死球で出塁すると、犠打と四球で1死一、三塁のチャンス。4番・紺野の打球が敵失を誘って、無安打で先制に成功した。4回も四球と敵失で走者をためると、1死二、三塁から8番・田中が右前へ2点適時打を放って追加点を奪った。

 7回にも四球で出塁した走者を3番・阿部が中前適時打で迎え入れ、8回には田中がこの日2本目となる適時打でダメを押した。計7安打ながら6個の四死球と5つの犠打で効率的に得点を奪った。

 投げても技巧派左腕のエース・田中が強力な東邦打線相手に3失点完投。直球の球速は120キロ台前半だったが、多彩な変化球で緩急をつけて翻弄した。

 一方の東邦は出場36チーム中2位のチーム打率・398、1試合平均得点9・38(同3位)の強力打線が田中を攻略できず。4点ビハインドの最終回に2点を返したが、反撃及ばなかった。エース扇谷が4回途中までに5四死球を与える乱調で、3つの失策など守備の乱れからも失点を重ねた。

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2018年3月26日のニュース