大阪桐蔭、連覇へ完勝発進 打線爆発20安打14得点で圧倒

[ 2018年3月26日 13:23 ]

第90回選抜高校野球大会・2回戦   大阪桐蔭14―2伊万里 ( 2018年3月26日    甲子園 )

<大阪桐蔭・伊万里>5回無死一塁、大阪桐蔭の4番・藤原は右前打を放つ
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 第90回選抜高校野球大会の第4日は26日、甲子園球場で2回戦の計3試合が行われ、第2試合は史上3校目の連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)が伊万里(佐賀)に14―2で勝利。計20安打で14点を奪って、21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場となった伊万里を圧倒した。

 初回、先頭の宮崎が二塁打で出塁すると、続く2番の青地が中前に適時打を放って、わずか2人の打者で先制に成功。その後、2死となったが、5番の根尾から石川、山田、小泉が4連打。初回から一挙5点を奪った。

 続く2回も先頭の宮崎が二塁打で出塁し、1死からクリーンアップの中川、藤原、根尾が3連打を放って3得点。2回で早くも8点のリードとなった。それでも、昨年の王者は攻撃の手を緩めず、4回には伊万里の守備の乱れから無死満塁のチャンスを作ると、石川が左前へ適時打。左翼手が後逸する間に3人の走者が生還した。さらに山田の右犠飛でこの回、4点目。9番・投手の柿木にも安打が生まれ、4回で早くも先発全員安打を記録した。

 12―0で前半を折り返すと、6回に1死一、三塁から代打・井阪がきっちりと右犠飛を打ち上げ、1点を追加。7回にも石川の適時打で1点を奪い、計14点とした。

 投げては先発のエース・柿木が6回10奪三振の快投。7回からは190センチの長身左腕・横川、9回から森本に継投。伊万里も8回に1死一塁から7番・末吉が左翼手の頭を超える適時打。9回にも1番・犬塚、代打・前川の連続長打で得点。2点を返して、一矢を報いた。

 過去のセンバツ連覇は1929、30年の第一神港商(兵庫)と81、82年のPL学園(大阪)の2校だけ。史上3校目の偉業へ王者が盤石のスタートを切った。

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2018年3月26日のニュース