清宮が退院 限局性腹膜炎から回復 25日から練習再開

[ 2018年3月24日 16:51 ]

日本ハムの清宮幸太郎内野手
Photo By スポニチ

 限局性腹膜炎で12日夜に緊急入院した日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18=早実)が24日、都内の病院を退院した。

 25日から鎌ケ谷で練習を再開する。

 緊急入院して以降は点滴治療を続けてきたが、20日に初めてペースト状にしたおかゆを摂取。その後は食事をした際の体の反応をチェックし、経過が良好なため、この23日からようやく通常食を取れるまで回復。吉村浩GMは「改善しているので、当日の状況で判断する。退院は24日か25日になると思う」と話していた。

 退院翌日から鎌ケ谷の2軍施設でリハビリを再開する予定で、栗山監督は「思ったより前に進んでいる。一気にいくと思う」と開幕1軍の可能性を探ろうと前向きだが、開幕する30日まで調整期間はわずか。練習もできていない状況だけに、開幕以降の早い時期に復帰できる道を探ることが予想される。

 ◆日本ハム・谷一郎ヘッドトレーナーに聞く

 清宮について

「まずは心肺機能を上げる軽い運動から。自転車をこいだりとかになると思う。ウエートルームで自転車を漕いで、軽くトレーニングをして明日はそれで十分だと思う」

 病院でスイングもしていた?

「振っていました」

 通常食に戻ったが、ご飯を食べるのは大丈夫?

「その辺は全く問題なさそう。これからいろんなことがあるかもわからないけど、今の感じでは全く問題ない」

 食事に関しては消化のいいものだったり、制限はある?

「先生の方からあまり言われてないけど、相談しながら消化にいいものを。常識的な辛いものを避けたりとか、揚げ物とは控えようかなという話はしている」

 筋力は多少落ちている?

「少しは落ちていると思う。体重も落ちているし」

 5キロ落ちたと言っていたが、それ以降の体重の増減は変わらず?

「はい」

 練習と並行して体重を戻していく作業?

「もちろんです。まずはそこ。食べて戻すというよりはしっかり動きながら体のバランスを整えていくのが最優先」

 トレーナー管轄を外れるのは、どこまでいってから?

「ある程度チームに合流するまではこちらが相談しながら。技術的な練習は技術的なコーチの方々と相談しながらになる。まだしばらくウエートとかもこちらの管轄でやります」

 しばらくというのは?

「体調次第です」

 2、3日という話ではない?

「体調が戻ればですけど、なかなか現実的に5キロ減が2日で戻るとかはない」

 体重が戻ることが1つの目安?

「それだけではないですけど、それも。どれだけ動けるかが指標になると思う」

 明後日は2軍が休日だが、1日動いて様子を見て?

 「それもありますし、この2日間くらいはアクティビティをがーっと上げるというよりは、日常生活をきっちりできるかどうかを大事にしたい。その中で自転車を漕いだり、軽くスイングをしてもらったりはあるかもしれないけど、そちらよりはまず生活をきっちりとできるようになることで十分じゃないか」

続きを表示

2018年3月24日のニュース