離脱の広島・新井 4月中の復帰目指す「早く戻れるよう最善を」

[ 2018年3月24日 05:30 ]

 広島は23日、左ふくらはぎを痛めた新井貴浩内野手(41)が「左腓腹(ひふく)筋挫傷」と診断されたと発表した。前日22日に広島市内の病院で検査を受けていた。30日の中日との開幕戦には間に合わず、4月中の復帰を目指して近く3軍でリハビリを始めることになった。

 「再発、悪化しやすいところ。慎重にならざるを得ないけど、1日でも早く戻れるよう最善を尽くしたい」

 治療のためマツダスタジムを訪れ、慎重な中にも早期の復帰に意欲をみせた。21日の練習でダッシュする際に「ピリッときた」という。20年に及ぶ長い現役生活でも初めて痛めた箇所だ。練習の虫だけに葛藤も抱える。

 「動きが制限されるので(練習を)やりたいのにできない。ストレスがたまる」

 ただ、症状は比較的軽いようだ。松原チーフトレーナーは「損傷度が小さかったのは幸い。本人は責任感が強いので(開幕に)行く気持ちが強いが、シーズンは長いので納得してもらった」と説明。チームの精神的支柱でもあり、早期の完治と戦列復帰が望まれる。(江尾 卓也)

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2018年3月24日のニュース