21世紀枠・由利工、報徳学園撃破!佐藤亜が144球完投

[ 2018年3月19日 05:30 ]

練習試合   由利工5―2報徳学園 ( 2018年3月18日    報徳学園グラウンド )

報徳学園・小園(手前)と対戦する由利工・佐藤亜
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 第90回記念選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)に21世紀枠で初出場する由利工(秋田)は18日、報徳学園(兵庫)と兵庫県西宮市の同校で練習試合を行い、5―2で勝利した。最速143キロ右腕・佐藤亜蓮投手(3年)が6安打2失点(自責1)完投した。また、甲子園練習が始まり、5校がグラウンドの感触を確かめた。

 144球の力投を見せた佐藤亜が、甲子園春夏3度の優勝を誇る報徳学園から完投勝利を挙げた。この日の最速は138キロで制球重視で打ち取り「狙ったところに投げられた。小園選手をどう抑えるかを考えて投げた」と振り返った。

 昨年のU―18日本代表でドラフト上位候補・小園と対戦し、5回の第3打席でフルカウントから内角低め直球で高校通算28号右越えソロを浴びた。右腕は「見たことないような打者。ボール球を打たれてびっくりした」。7回にも小園に右前適時打を許したが、小園に「切れが良くて縦と横の変化を投げ分けていた」と言わしめた。

 佐藤亜は「全国トップレベルの打者と対戦して真っすぐで押すことしかできなかったのが課題。収穫はあった」と話した。24日の初戦で強豪・日大三(東京)と対戦するが、確かな自信を得た。 (渡辺 剛太)

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2018年3月19日のニュース