さあ運命の抽選 大阪桐蔭史上3校目の春連覇へ中川“6年連続主将弾”だ

[ 2018年3月16日 06:40 ]

選抜高校野球のキャプテントークで他校の主将からの質問に答える大阪桐蔭・中川主将(右から2人目)
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 第90回記念選抜高校野球大会(23日から13日間、甲子園)に出場する36校の主将による「キャプテントーク」が15日に大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで開催され、史上3校目の春連覇を狙う大阪桐蔭の中川卓也主将(3年)は同校による“6年連続主将弾”に狙いを定めた。組み合わせ抽選会は16日午前9時から同ホールで行われる。(学年は新学年)

 90回の節目を迎える今春。大阪桐蔭は各校主将による優勝予想で15票を集め、5票で2位だった明徳義塾を大きく引き離した。過去の連覇は1929、30年の第一神港商(兵庫)と81、82年のPL学園(大阪)の2校だけ。歴史が物語る難しいチャレンジだからこそ中川は燃えていた。

 「春連覇の偉業へ、41人全員で取り組んでいます。“やってやるぞ”という気持ち」

 悪夢を乗り越え、春の大舞台へ帰ってきた。春夏連覇を狙った昨夏の甲子園。仙台育英との3回戦で落とし穴が待っていた。1点優勢の9回2死一、二塁。一塁手として遊ゴロで送球を受けた際にベースを踏み損ね、2死満塁からのサヨナラ負けを招いた。

 「あの負けがあったから、春に勝つことができたというようにしたいです」

 大阪桐蔭の主将は2013年夏の甲子園初戦で本塁打を放った森友哉(現・西武)から5年連続で聖地での本塁打を記録している。中川が続けば、6年連続の快挙だ。「本塁打のこだわりはないですが、自分も打てたらチームの勝利に近づく」。史上3校目の春連覇へ。そして、その先につながる史上初2度目の春夏連覇へ――。新たな歴史を刻む春が始まる。(吉仲 博幸)

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2018年3月16日のニュース