ソフトB武田 5回零封 直球に強さ「いい感じで叩けている」

[ 2018年3月12日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク1―2ロッテ ( 2018年3月11日    北九州 )

<ソ・ロ>先発し5回3安打無失点と好投した武田
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 ソフトバンク・武田翔太投手(24)が11日、ロッテとのオープン戦に先発し、5回3安打無失点の好投を見せた。前回登板した4日の阪神戦では直球の切れに課題を残したが、中6日での登板できっちりと修正。開幕ローテーション投手として結果を残し、オープン戦残り2度の登板で万全な状態に仕上げる。

 シーズン中と同じ、中6日での先発。武田は1週間で状態を上げ、開幕ローテーション投手としての自覚を結果で表現した。

 「いいバランスで投げられた。今日の感じで行ければいい。全体的に感覚が良かった」

 前回登板の4日阪神戦では4回1失点。直球の走りに課題を残した。7日から登板前々日の9日まで連日ブルペン入りし、「3日連続で投げたのは久しぶり。今年はキャンプでもなかったので」とフォームの修正に時間を割いた。今キャンプから取り組む、リリースポイントを高く、腕を振り下ろす形を繰り返し、プロ入り後初となる北九州市民球場での登板に臨んだ。

 65球中37球を投じた直球の最速は146キロを計測した。「スピードガンはそんなに出ていなかったけど、指の掛かりは前回よりだいぶいい。いい感じで叩けている」と話し、バッテリーを組んだ谷川原も「真っすぐが良かったので多めに使った」と5回3安打無失点の好投の要因に直球を挙げた。

 走者がいない場面でもセットポジションで投球した前回とは違い、この日はノーワインドアップで勢いをつけた。「試行錯誤でやっていた。今日は一番タイミング、バランスが良かった」。新外国人のドミンゲスに対してはあえてカーブを多投し、左翼線二塁打を許したが「遠いところも振れる」とシーズンに向けてのデータ収集をこなすことも忘れなかった。

 工藤監督は「この前に比べてだいぶ良くなった。少しずついい形になってきている」と及第点を与えた。順調に調整が進めば、30日からの開幕カード、オリックス3連戦での登板が有力。「細かいところで、まとまっていないところもあった」と課題をつぶしながら、7年目のシーズンに備える。

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2018年3月12日のニュース