ＤｅＮＡ京山５回０封！１９歳がラミ監督の期待に“満点快投”

[ 2018年3月7日 05:30 ]

オープン戦ＤｅＮＡ５―３阪神（ 2018年3月6日甲子園）

　ニュースターの誕生を予感させた。高卒２年目、１９歳のＤｅＮＡ・京山が先発して５回２安打無失点。初回２死から１安打２四球で満塁とされたが、昨季２０本塁打の中谷を１３０キロの高速スライダーで二ゴロに斬り、一気にリズムに乗った。

　「初回は投げ急いでしまったけどピンチをしのいで楽になった」

　２回以降は３イニング連続で３者凡退と圧巻の内容。４回終了時で７１球と予定を下回っていたため、首脳陣は１イニングを追加した。近江高時代に２度上がった甲子園のマウンド。初の１軍での実戦で最速１４５キロをマークし、４三振を奪い「直球のコントロールが良かった」と笑顔で振り返った。

　新人の昨季は１軍登板はなし。２月のキャンプも２軍だったが、スポット参加した１軍のシート打撃で打者８人に１安打、３奪三振とアピールし、ラミレス監督の目に留まった。大家２軍投手コーチから高速スライダーとツーシームを伝授され投球の幅が広がった。今永、浜口ら左腕王国とされる先発陣に右腕が加われば厚みが増す。

　若手に登板機会を与える意味もあり、先発起用したラミレス監督は「非常に印象的なパフォーマンスだった。（１軍で）投手が必要な時のリストの上位にいる」と評価。当面は２軍で経験を積ませる方針だが、指揮官の脳裏に強烈な印象を与えた。「今年は１軍デビューしたい。ローテーション入りを目指してガツガツやっていく」と京山。また楽しみな戦力が出てきた。　（重光　晋太郎）

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