ロッテ「代打部屋」新設 狭かったZOZOマリンベンチ裏“リフォーム”

[ 2018年3月6日 10:16 ]

新たに増設されたベンチ裏の練習スペース
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 ロッテの井口資仁新監督(43)が本拠地ZOZOマリンのベンチ裏スペースをリフォームし、「代打部屋」を新設したことが5日、分かった。

 「ちょっと狭かったので準備しやすいようにした。一人がティー打撃をしていたら、他の人が全く(打撃練習を)できなかった」

 以前からベンチ裏にあった約40平方メートルの素振り部屋は「(試合)後半になるとバタバタする」と選手の渋滞が発生。昨季まで現役でプレーしていた指揮官も、65試合出場中28試合が代打だっただけに「ロッカーで振るとか、空いた場所でやらないといけなかった」とスムーズな準備はできていなかったことを認める。

 そこで着目したのが、素振り部屋の隣にある約20平方メートルの用具庫だ。中の野球用具を移動させ、人工芝を敷き、新たにティー打撃用のネットを設置した。打撃用のスペースは2カ所になり、これまで以上に多種多様な準備が可能となった。

 昨季チームの代打成功率は・165。リーグ5位で12球団で10番目の数字だった。「代打の切り札」だった井口監督は現役引退したものの、通算2000安打へ38本に迫る打撃コーチ兼任の福浦を筆頭に、新外国人ペゲーロら左右の代打候補は充実している。環境さえ整えば数字を上げることは可能だ。

 このオフにリニューアルした本拠地は人工芝が張り替えられ、照明はLEDになった。ネット裏には高性能弾道測定器「トラックマン」も設置される予定だが、ベンチ裏の隠れた場所にも新たな「井口改革」が施されている。

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2018年3月6日のニュース