左肩違和感で侍辞退のDeNA・浜口 悔しさ糧に再選出誓う

[ 2018年3月3日 10:30 ]

侍ジャパン練習 チームを離れることが決まったDeNA浜口
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 表情が全てを物語っていた。侍ジャパンに初選出されていたDeNA・浜口が、左肩違和感のためオーストラリアとの強化試合を辞退した。チームを離れる際に取材に応じ「選んでいただいたのに、こういう形で迷惑をかけてしまい申し訳ない」と唇を噛みしめた。沖縄・宜野湾で行われた春季キャンプのときから、違和感を感じていたという。

 昨季は1年目ながら10勝をマーク。先発ローテーションの軸として、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献した。その実績を買われての代表選出。「代表で戦えることは光栄。東京五輪に出たい気持ちはある。自分の持ち味をアピールして、これからも選んでもらえるように頑張りたい」と強化試合を心待ちにしていた。それだけに、悔しい離脱となってしまった。

 2日の練習中のこと。正式に辞退が決定すると、稲葉監督からこんな言葉をかけられたという。「まだシーズンは開幕していない。しっかり整えて。またチャンスはあるから」。浜口は「早く万全にしてシーズンで結果を残してまた呼んでいただけるように頑張る」と誓った。この悔しさを糧にして、再び侍ジャパンのユニホームを着る権利を勝ち取ってほしい。(記者コラム・中村 文香)

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2018年3月3日のニュース