DeNA石田“時短投法”でリズム◎ 捕手返球から投球まで最短5秒

[ 2018年3月1日 09:30 ]

練習試合   DeNA1―2韓国・SK ( 2018年2月28日    宜野湾 )

捕手からの返球から短い間隔で投球するDeNA先発・石田
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 【ここにFOCUS】 DeNAの石田は初回から「スピード全開」だった。球速ではなく、投げるペースだ。「特にテンポを意識しながら投げた」。捕手の嶺井から返球されると、サインを確認してすぐに投球動作に入る。走者なしの状況に限るが、この間隔が最短で5秒台。打者が打席を外した場面を除けば10秒以上かかることはほとんどない。6勝に終わった昨季は、8〜10秒以上の間隔で次の投球動作に移っていた。

 今キャンプで取り組んできた「時短投法」。その狙いについて「打者が嫌がることをやって抑えたい」と説明する。打者から考える時間を奪った上に、味方守備にもリズムが生まれる。5回を6安打無失点の好投を見せ、嶺井も「“早く帰りたいのかな”と思ったぐらい(テンポが)速かった」と表現した。

 解禁された2段モーションを取り入れた新フォームにも挑戦中で、同じ左腕の今永、浜口と開幕投手を争う。キャンプを打ち上げたラミレス監督は「投手陣のキャンプMVPは石田だ。非常に安定している」と絶賛していた。 (重光 晋太郎)

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2018年3月1日のニュース