ハム中田「新たな気持ちで」ビーグルクルーＰＶ撮影参加で復活へ決意

練習前、ビーグルクルーのＹＡＳＳ（左）と肩を組んでポーズを決める中田
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　新曲とともに生まれ変わる！日本ハムは２７日、台湾ラミゴとの２連戦（２８、３月１日）に向けて札幌ドームで全体練習を実施。中田翔内野手（２８）は今季から新たな登場曲に採用する２人組ボーカルユニット「ビーグルクルー」の「Ｍｙ　ＢＲＯＴＨＥＲ」のプロモーションビデオ（ＰＶ）の撮影も行い、復活を目指すシーズンに向けて意気込みも語った。

　「ビーグルクルー」のリードボーカルを務めるＹＡＳＳも見守る中でのＰＶ撮影。札幌ドームの通路やグラウンドで約１時間の撮影を終えた中田は、晴れ晴れとした表情で今季への思いを口にした。

　「新たな気持ちで新しい曲とともに生まれ変わった姿を見せたい。いい一年で終われるようにしたいです」

　中田は親交ある同ユニットの「Ｍｙ　ＨＥＲＯ」を１４年から登場曲に採用。ファンは歌詞にある「ＳＨＯＷ　ＴＩＭＥ」を大合唱して盛り上がり、本人の愛着も強い。だが、昨季は右内転筋痛などに苦しみ、レギュラー定着後でワーストの打率・２１６、１６本塁打、６７打点。主将に就任した今季は復活を目指す一年でもあり、ＹＡＳＳからの「改めて新曲を作らせてほしい」との申し出も快諾した。

　今回の曲は前作の続編で、ファンへの強い感謝の思いも込められている。昨年末にデモテープを聴いた瞬間から中田もお気に入りで「個人的にはマイヒーロー以上に歌詞は気に入っている。ファンの方々にも早く聞いてもらいたい」と言う。春先のリリースを見据えた今回のＰＶ撮影にも全面協力。本拠地で迎える３月３０日のシーズン開幕（西武戦）と同時に使用する予定だ。

　２月上旬に炎症を起こした右肩のコンディションも現在は良好。沖縄・名護キャンプの打ち上げ日だった２３日に行われた楽天との練習試合では一発も放った。この日もフリー打撃で快音を連発。順調に調整を続けている。

　「ケガをすることなく開幕を迎えたい」と中田。役割は分かっている。勝負強い打撃を復活させ、チームを２年ぶりの優勝に導く。　（山田　忠範）