楽天・池田、開幕ローテ大前進!創価大で正義と“二枚看板”

[ 2018年2月24日 05:30 ]

練習試合   楽天2―7日本ハム ( 2018年2月23日    金武町 )

楽天先発の池田は3回を投げパーフェクトに抑える
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 ブレークの予感がする。楽天の2年目右腕・池田が3回をパーフェクトに抑えた。1回を3人で片付けると2回、中田を一飛に打ち取り、レアードには1ストライクから、最速の147キロ直球で右飛に仕留めた。直球にめっぽう強い3年連続30本塁打以上の助っ人を球威で押し込んだ。

 「ストライク先行でいけたのが良かった。(昨年は)結果を出せていなかった分、結果が求められている」

 自慢の速球に磨きをかけるため、姿勢を正した。久米島での1次キャンプでは当初、猫背ぎみで投球をしていたが、佐藤投手コーチから胸を張って投げるように指示された。「背が丸まっていたため、力が前方(捕手方面)に行っていなかった」と同コーチ。最速152キロを誇る直球に力が乗るようになった。

 課題はある。1月に自主トレを共にしたマリナーズ・岩隈からフォークの握りを浅くするよう助言を受けた。しかし、初回に近藤に投げた2球目は高めに抜けた。「フォークを決め球にしないとしんどい」と苦い顔だ。主力が並んだ日本ハム打線に「ビビった」とも話したが、走者すら出さなかった。

 創価大では16年ドラフトで5球団が1位指名したソフトバンク・田中と二枚看板を張った。しかし、ドラフト2位で入団した昨季は1軍昇格の2度のチャンスを左右の足首の捻挫で棒に振った。今季はキャンプインから順調で梨田監督も「非常に良かった。先発陣が安定してきた」と評価する。則本、岸、美馬の3本柱と辛島、藤平に続く開幕ローテーション入りへ、大きなアピールとなった。 (黒野 有仁)

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2018年2月24日のニュース