【槙原寛己氏チェック】菅野のシンカーはもっと低めに…あとは実戦の結果

[ 2018年2月22日 08:20 ]

練習試合   巨人6―7ヤクルト ( 2018年2月21日    沖縄セルラー )

<巨・ヤ>先発して力投する菅野
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 巨人・菅野はフォームのバランス、真っすぐの走りとも全く問題なかった。2回で54球と球数が多くなったのは追い込んでから決めにいく球が甘くなったから。ルーキー捕手の岸田は追い込むと決まって内角に構えるのだが、初の実戦登板。打者への遠慮があって厳しいコースに投げきれず、ファウルされて球数が増えたのだ。

 ヤクルト・青木に許した左前打は2ストライクからの3球目。今季武器にしようとしているシンカーをうまくおっつけられた。カウントからすればもっと低く、ワンバウンドにするつもりで投げてもよかった。このシンカーは一球も決まらなかったが、ブルペンではいいコースに行っている。あとは実戦での結果。空振りさせたり、併殺打を打たせたら自信を持って使えるようになる。

 それにしても青木はさすが。打撃はもちろん、4回に広岡の左前打で二塁から生還した走塁を見たら、まだ十分走れる。これで川端が戻ってきたら今年のヤクルトは凄い打線になる。(スポニチ本紙評論家)

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