メッセ 開幕投手通達明かした 金本監督から「“頼むよ”と言われた」

[ 2018年2月22日 05:40 ]

練習試合   阪神12―9韓国KIA ( 2018年2月21日    宜野座 )

<神・韓国KIA>1回無失点に抑えたメッセンジャー
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 阪神・メッセンジャーは、今春初の対外試合となった21日の韓国・KIA戦に先発し1回1安打無失点。順調な仕上がりを示すとともに、すでに金本監督から開幕投手を通達されたことを明かした。

 「最初にヒットを許してしまったけど、その後はゴロを打たせて低めに集めることができた」

 貫禄を見せつけた。先頭のイ・ミョンギに右前打を浴びたものの、動揺はない。アン・チホンを低めのカーブで三ゴロ併殺打に仕留めると、最後はバーナディーナを二ゴロ。ベンチへ戻る際には、同じメジャー経験者のバーナディーナと、激しく言葉を交わし合うなど、闘争心も燃えたぎっていた。

 見据えるのは「3・30」のマウンドしかない。試合後には、キャンプイン前日にあった全体ミーティング後に金本監督から巨人との開幕戦(3月30日、東京ドーム)先発を託されたことを明かした。

 「短い時間だったが監督から“頼むよ”と言われた。良い気分だったよ。名誉なことだからね」

 直球の最速は142キロに止まったものの、4年連続5回目となる大役へ向け安定感たっぷりの力投。指揮官は「スピードがまだやな。(開幕投手指名は)去年から言っている。(本人は)当然だと思っている(笑い)。俺しかいないだろうと思うタイプ。ある意味、頼もしい」と全幅の信頼を口にした。

 「(開幕へは)ブロックを積み重ねていくようなもの。昨日より今日と、一歩ずつやっていくよ」。焦りも、気負いもない。自分が“いるべき場所”へ着実に歩を進めていく。(遠藤 礼)

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