広島・西川 褒められて怒られた…絶妙バントもサイン間違いだった

[ 2018年2月22日 05:55 ]

練習試合   広島7―0ロッテ ( 2018年2月21日    コザしんきん )

<広・ロ>初回無死一塁、西川は犠打を決める
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 広島・西川が天国と地獄を味わった。首の張りを訴えた菊池に代わり、21日のロッテとの練習試合(コザしんきん)に「2番・セカンド」で先発出場。1回無死一塁で三塁線に絶妙のバントを決め、先制点をアシストした。

 「西川の2番を見せてもらったのが収穫。初球にバントを決め、2番もイケる…というものを見せてくれた。こういうパターンも使えることがわかった」

 前日20日、オーストラリア代表との強化試合(3月3日=ナゴヤドーム、4日=京セラドーム)に出場する日本代表に選出されたばかり。視察に訪れた侍ジャパンの稲葉監督は犠打を決めた西川を絶賛し、2番起用の可能性にまで言及した。

 ところが…だ。続く2回の守備から西川の姿は消えた。ベンチのサインは、どうやら普通に「打て」だった模様。絶妙のバントを決めてもサインミスでは懲罰交代は免れない。緒方監督は「自分自身が一番わかっているハズよ」とご立腹だ。

 「サインミスです。すみません。ケガじゃありません…」

 西川はさすがにバツが悪そうだ。「最高のバントを決めたのに、ベンチに戻る時の皆の表情が冷たかった」ことで、自身のミスを察知。予定の打席が消化できなかったため、試合後は予定外の打撃練習を課せられた。

 「初対戦の投手を打っていけるのは国際大会では大事。トップチームは初選出だけど、遠慮せずハツラツとやってくれればいい」

 稲葉監督の期待は大きい。3月の本番では西川、ゆめサインミスを犯さぬように…。(江尾 卓也)

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