清宮 130メートル!場外5発 屋外初フリー「まあまあ飛んでいた」

[ 2018年2月22日 05:30 ]

フリー打撃で快音を響かせる清宮
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 曇っていた空に、太陽の光が差し込んだ。打撃練習を始める日本ハムのドラフト1位・清宮(早実)を待っていたかのようなタイミング。栗山監督が「お天道様も見たいんだね」と笑う。ルーキーの表情もほころんだ。

 2軍の国頭キャンプで行ったプロ入り後初の屋外でのフリー打撃。右手親指の打撲のため、本格的な打撃も34日ぶりだった。

 「久しぶりにしては凄い良かった。まだまだ満足いかないところはありますけど、ボールもまあまあ飛んでいたので良かった。(ケガによる制限で)たくさん我慢してきたので、凄く楽しかった」

 「まあまあ飛んだ」の基準も怪物の尺度なのか。10球目に初の柵越えが出ると、続く11球目が圧巻だった。高さ約10メートルの防球ネットを軽々と越え、推定飛距離は130メートル。打撃投手相手の1回目は29スイングで3連続を含む柵越え9本(場外3本)。打撃マシンと対した2回目は28スイングで場外2連発を含む柵越え5本を放った。計14発。鮮やかな軌道を晴れ間に描いた。

 ケージ裏では打球速度を計測。詳細は非公表ながら数値は1軍トップレベルで、同組だった近藤は「遠くに飛ばす力が凄い」とうなった。22日も国頭で打撃練習。右手の状態に問題がなければ、24日の中日とのオープン戦(北谷)でプロ初打席に立つ可能性もある。栗山監督は「(打撃中は)うれしそうだったね。それが大事。もっと飛ぶ感じがする」と口にした。「まだ6、7割くらい」と清宮。底知れぬパワーで開幕1軍を狙う。 (東尾 洋樹)

 ▼平松省二打撃投手(清宮を相手に投球)スイングだけ見たら1軍で通用する。

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