阪神・岩崎 先発適性テスト 24日OP戦開幕ヤクルト戦

[ 2018年2月21日 05:30 ]

笑顔でノックを受ける岩崎(手前)
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 阪神・岩崎がオープン戦開幕となる24日のヤクルト戦(浦添)に先発することが分かった。今春は先発復帰ヘ向けて調整してきた一方、投手陣全体の兼ね合いから昨季同様にブルペンの一翼を担うことが濃厚な情勢。首脳陣に“再考”を促すことができるのか。先発適性を改めてアピールする注目のマウンドになりそうだ。

 昨秋に金本監督から再転向を打診され、今キャンプでは1日100球を超える投げ込みを敢行するなど2年ぶりの先発調整に励んできた。実戦でも12日の紅白戦、18日の日本ハム戦(宜野座)に登板して計4回1失点。一定の好スタートを切っていることは確かだ。

 ただ、組織である以上、個人の結果だけで持ち場は決まらない。昨季の岩崎は66試合登板でフル回転。先発へ回った場合の“後釜”として期待された島本は横手投げに挑戦中で未知数な部分も多い。対照的に先発陣は同じ左腕の能見と岩貞らの調整が順調。右腕でも小野、才木らが台頭していて候補に不足はななく、それらチーム事情を勘案すれば、開幕を中継ぎで迎える可能性は高い。

 そんな状況で“開幕投手”を託されたヤクルト戦では今春最長の3〜4イニングを投げる予定。進化した姿で快投を演じるようなことがあれば、再び先発枠争いをかき回す存在として浮上し、首脳陣もうれしい悩みを抱えることになりそうだ。20日はブルペン入りし、完全習得を目指しているチェンジアップも織りまぜながら力強く腕を振った。岩崎が“ジョーカー”として虎投のカギを握る存在であることに変わりはない。

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2018年2月21日のニュース