中日・松坂 一人きりで47球「静かにやりたかっただけ」

[ 2018年2月21日 05:30 ]

自転車で移動する松坂
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 午後4時過ぎ。人気のないブルペンに中日・松坂が入った。

 「静かにやりたかっただけです」。一人きりで一心不乱に腕を振り、47球を投げた。開幕後のナイターならともかく夕方のブルペン入りはキャンプ中では異例に映っても、「普通にありますよ。キャンプでもやってました」とさらりと言い切った。連日のように注目の的。集中できる環境を求めてあえて夕方ブルペンを選んだ。

 ブルペン入りの前には室内練習場で約20分間にわたってバットを振り込んだ。投手は打ち損じて手がしびれる可能性があり、打撃練習のメニューは投球練習後が慣習。打撃センスに定評のある松坂は意に介することなく鋭い打球を連発した。

 午後からは他の投手陣とは別行動。21日に控えるキャンプ初のフリー打撃登板に異例の形で備えた。「打者に対して投げるのは初めて。自分なりの感覚をつかめるようにしたい」。いよいよ実戦モードに突入だ。(徳原 麗奈)

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