金本監督 ノックの雨 選手は「地獄」「めちゃめちゃキツかった」

[ 2018年2月21日 05:30 ]

疲れ果てダウンする秋山(手前)にさらなるノックの嵐をお見舞いする金本監督
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 阪神・金本監督がノックの雨をふらせた。午後の個別練習でサブグラウンドへ。目的は投手陣を鍛えるためだった。「監督は来られないと聞いていたんで、安心していた…」。姿を発見した石崎からは思わず本音!?を漏れた。不安は的中。約40分間にもわたってノックバットを振り続けた。

 まずは秋山、才木、それに昇格したばかりの谷川ら5人に対してノックを打った。2組目は藤浪、小野、島田ら5人。左右に激しく揺さぶり、若手投手陣の足腰に負荷をかけ続けた。今春キャンプでは2度目の“愛のノック”。前回3日の111本をはるかに超える366本を数え、過酷な練習に選手たちは次々とグラウンドに倒れ込んだ。

 精根尽き果てた石崎は苦笑いで「キツかった…。地獄でした」と振り返り、松田も疲労困憊(こんぱい)の様子で「めちゃめちゃキツかったです…。でも自分のために、しっかりやった」と言葉を絞り出した。

 もちろん、厳しいだけではない。ときに笑いも漏れるなどノックを通じて投手陣とのコミュニケーションも図った。疲れ果てた選手とは対照的に金本監督は「楽勝やん」と笑い飛ばした。打ち上げまで残り1週間。「鍛える」を最大のテーマに掲げるキャンプは最後まで厳しく続きそうだ。(山本 浩之)

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